稲川会

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稲川会の代紋

稲川会(いながわかい)は、東京都港区六本木に本拠を置く日本指定暴力団。構成員は、平成19年(2007年)12月17日で、約4800人[1]

略歴

稲川会初代

昭和24年(1949年)4月[2]稲川角二(後の稲川聖城)は静岡県熱海市咲見町[3]で「稲川組」(後の稲川会)を結成した。稲川組組事務所の看板を「稲川興業」とした[4]

詳細は 稲川聖城 を参照

稲川会二代目

昭和60年(1985年)10月、稲川聖城は、稲川会会長を五代目横須賀一家総長・石井隆匡に譲り、稲川会総裁に就任した。
詳細は 石井隆匡 を参照

稲川会三代目

平成2年(1990年)10月、稲川聖城の実子・稲川裕紘が稲川会三代目会長に就任した。
詳細は 稲川裕紘 を参照

稲川会四代目

平成18年(2005年)7月、角田吉男が稲川会四代目体制を発足させた。

同年5月7日、神奈川県横浜市都筑区で、「稲川会館」の竣工式が行われた。

同年5月13日、稲川会館で、角田吉男は、鈴木隆一石井堅三郎鈴木郁夫山田剛士坂井繁生の5人に盃を与え、若衆とした。取持人は、稲川会二代目山川一家清田次郎組長。媒酌人は、稲川会五代目木暮一家水野四郎総長。

同日、稲川会館で、坂井繁生の森田一家四代目継承と鈴木郁夫の田中一家七代目継承と石井堅三郎の江戸屋一家十代目継承と鈴木隆一の小金井一家十二代目継承と沖勝彦山瀬一家二代目継承の『代目継承盃儀式』が行われた。

同日、稲川会館で、荒木勝徳薫による荒木一家初代と山田剛士による倉澤一家初代の『一家襲名披露儀式』が行われた。

同年10月8日、角田吉男は、高橋勝利砥川隆司貞方留義平憲雄の4人を稲川会直参とした。取持人は清田次郎。媒酌人は水野四郎。

同日、谷中芳雄堀井一家九代目継承と馬場知己佃政一家七代目継承の『代目継承盃儀式』が行われた。

同日、加藤勝朗による奥州加藤一家初代の『一家襲名披露儀式』が行われた。

同年10月24日、四代目稲川会二代目山川一家若頭・内堀和也は、六代目山口組二代目弘道会若頭・竹内照明と五分の兄弟盃を交わした。後見人は、山口組若頭髙山清司と清田次郎。取持人は、双愛会塩島正則本部長(後の六代目双愛会会長)。媒酌人は、水野四郎。

歴代会長

稲川会四代目

役職 氏名 二次団体 三次団体 本部
会長 角田吉男
理事長 清田次郎
会長補佐 杉浦昌宏 杉浦一家総長 神奈川県横浜市
会長補佐 金澤伸幸 八代目横須賀一家総長 神奈川県横須賀市
最高顧問 和田嘉雄 六代目相ノ川一家総長 埼玉県熊谷市
特別顧問 西山 輝 十代目碑文谷一家総長 東京都品川区
特別顧問 浅井信吾 六代目一ノ瀬一家総長 神奈川県横浜市
特別顧問 中島唯雄 中島一家総長 岐阜県岐阜市
顧問 富山正一
顧問 小林山水
顧問 金森豊二 三代目山川一家特別顧問 金森組組長
総本部幹事長 小原忠悦 三代目三日月一家総長 千葉県木更津市
総本部本部長 遠藤通夫 相模一家総長 神奈川県平塚市
組織委員長 吉原勝彦 六代目京葉七熊一家総長 千葉県船橋市
渉外委員長 中村 豪 六代目箱屋一家総長 千葉県松戸市
諮問委員長 小谷野一郎 八代目八木田一家総長 埼玉県深谷市
運営委員長・北関東地区統括長 小林年男 三代目巽一家総長 新潟県長岡市
常任相談役 水野四郎 五代目木暮一家総長 北海道札幌市
懲罰委員長 木川孝始 習志野一家総長 千葉県習志野市
理事長補佐 内堀和也 三代目山川一家総長 神奈川県川崎市
理事長補佐 鈴木政行 杉浦一家本部長 鈴木組組長 神奈川県横浜市
執行部 荒木勝徳薫 荒木一家総長 北海道旭川市
執行部 谷中芳雄 九代目堀井一家総長 神奈川県藤沢市
執行部・千葉地区統括長 加藤全久 十四代目大草一家総長 千葉県千葉市
執行部 小林勝彦 裕統一家総長 青森県青森市
執行部 泉 孔二 三代目山川一家総長代行 泉組組長 東京都港区
執行部 栗原隆一 二代目興和一家総長 東京都
執行部 小松 昭 六代目一ノ瀬一家総長代行 小松組組長 東京都渋谷区
執行部 井の上孝彦 八代目横須賀一家若頭 井の上組組長 東京都新宿区
執行部 池田龍治 三代目山川一家若頭 池田組組長 神奈川県横浜市
執行部 中島順成 中島一家若頭 中島一門組長 岐阜県岐阜市
執行部 山崎功二 七代目大場一家総長 静岡県沼津市
事務局長 文屋乃昭
直参・東北地区統括長 滝口武志 五代目実籾一家総長 千葉県習志野市
直参 遠藤貴嗣 紘龍一家総長 福島県郡山市
直参 井積宏之 三代目越路家一家総長 北海道札幌市
直参・東海地区統括長 戸上光雄 紘城一家総長 神奈川県小田原市
直参 豊川敏雄 豊川組組長 東京都品川区
直参 小沼武夫 小沼組組長 茨城県水戸市
直参 中島末継 中島組組長 岐阜県羽島市
直参 杉 高夫 四代目上州共和一家総長 群馬県高崎市
直参 松本 隆 松本組組長 神奈川県相模原市
直参 沖田勝吾 二代目富澤一家総長 北海道苫小牧市
直参 國近哲也 七代目三本杉一家総長 東京都渋谷区
直参・東京地区統括長 佐野照明 三代目山梨一家総長 山梨県甲府市
直参 石黒正男 四代目森川一家総長 東京都足立区
直参 石田伸治 稲秋一家総長 秋田県大館市
直参 松田晃昇 七代目千住一家総長 東京都足立区
直参 加藤勝朗 奥州加藤一家総長 宮城県仙台市
直参 今井誠勝 五代目八王子一家総長 東京都八王子市
直参 馬場知己 七代目佃政一家総長 東京都中央区
直参 東鉄夫 東一家総長 静岡県富士市
直参 石田謙次 七代目仲新田一家総長 埼玉県三郷市
直参 根塚邦明 四代目加藤一家総長 北海道根室市
直参 金原廣志 四代目林一家総長 神奈川県横浜市
直参 山形平四郎 五代目柴田一家総長 新潟県新発田市
直参 沖 勝彦 二代目山瀬一家総長 神奈川県横浜市
直参 山下真史 前橋一家総長 群馬県前橋市
直参 坂井繁生 四代目森田一家総長 静岡県静岡市
直参 山田剛士 倉澤一家総長 神奈川県
直参 鈴木郁夫 七代目田中一家総長 群馬県伊勢崎市
直参 石井堅三郎 十代目江戸屋一家総長 群馬県館林市
直参 鈴木隆一 二代目小金井一家総長 神奈川県横浜市
直参 髙橋勝利 髙橋組組長 北海道札幌市
直参 砥川隆司 杉浦一家組織委員長 砥川組組長
直参 平 憲雄 八代目横須賀一家幹事長 平興業組長 北海道札幌市
直参 貞方留義 三代目埋地一家総長 神奈川県横浜市

脚注

  1. 『松江八束建設業暴力追放対策協議会』のHPの「指定暴力団」
  2. 出典は、大下英治『首領 昭和闇の支配者 三巻』大和書房<だいわ書房>、2006年、ISBN 978-4-479-30027-4のP.108
  3. 出典は、大下英治『首領 昭和闇の支配者 三巻』大和書房<だいわ書房>、2006年、ISBN 978-4-479-30027-4のP.110
  4. 出典は、大下英治『首領 昭和闇の支配者 三巻』大和書房<だいわ書房>、2006年、ISBN 978-4-479-30027-4のP.111

外部リンク

参考文献