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2014年9月1日 (月) 21:00時点における最新版

池上駅(いけがみえき)は、東京都大田区池上六丁目にある東京急行電鉄池上線である。1922年大正11年)10月6日池上電気鉄道当駅 - 蒲田駅間開通とともに開業した。当時は「池上本門寺」への参拝客のための鉄道として運営していた。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎は蒲田方面ホーム側に立地し、五反田方面ホームへは構内踏切を経由する。池上線・多摩川線の各駅ではワンマン運転実施にともなって安全性の向上を図るため構内踏切を廃止し、多くは上下線ホーム別の駅舎・改札口を整備したが、当駅は改札口を新設する用地がないため、構内に踏切を残した経緯がある。現在では東急線唯一の旅客用構内踏切である。

構内踏切は手動操作が可能で、下りホームの先端に操作用のスイッチが入った箱が設置されている。普段は鎖錠されているが、主に朝ラッシュ時に駅係員が下りホームの進入監視業務や出発監視業務を行う際、下りの蒲田行きの列車が到着した時に使用される(当駅は混雑が激しく、特に下り列車は乗降に時間がかかってしまうため構内踏切を長時間塞いでしまう。この時に上りホームからの降車客や改札通路の乗車客が踏切前に大勢滞留して危険なため、手動操作スイッチを使って一時的に踏切の遮断機を強制的に開く)このほか、毎年10月11日から10月13日にかけて池上本門寺で開催されるお会式の際もホームや通路が激しい混雑となるため駅係員が臨時にホームの監視を行い、この際に手動操作スイッチも使用される。手動操作スイッチを使用して遮断機を開けた時は事故防止対策として、下り線の出発信号機が一時的に停止信号になり、踏切動作反応灯も一時的に消灯する仕組みになっているほか、上りの五反田方面の列車が接近してきたときは強制的に踏切が動作して遮断機が閉まるようになっている。

改札を入ってすぐ左側は柵で構内と外が仕切られており、通常は数台の自動販売機が置かれているが、池上本門寺お会式の際には自動販売機が移動され臨時改札(有人)が設けられる。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 池上線 下り 蒲田方面
2 池上線 上り 雪が谷大塚旗の台五反田方面

利用状況[編集]

2013年度の一日平均乗降人員は34,257人であり[1]、五反田、蒲田両ターミナル駅をのぞき池上線中最多である。近年の一日平均乗車人員は下記のとおり。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年 18,663 [2]
1991年 18,587 [3]
1992年 18,342 [4]
1993年 18,238 [5]
1994年 18,074 [6]
1995年 17,893 [7]
1996年 17,638 [8]
1997年 17,466 [9]
1998年 16,748 [10]
1999年 16,456 [11]
2000年 16,312 [12]
2001年 16,123 [13]
2002年 15,978 [14]
2003年 16,117 [15]
2004年 16,068 [16]
2005年 16,057 [17]
2006年 16,266 [18]
2007年 16,828 [19]
2008年 17,129 [20]
2009年 16,942 [21]

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

毎年10月12日夕刻からは池上本門寺お会式のため大規模交通規制が行われ駅周辺も車両通行禁止となる。通常は駅構内に進入する路線バスも規制境界近くのバス停で折返し運行となる。

全路線東急バスが運行する。

  • <品94> 蒲田駅 - 池上駅 - 大田文化の森 - 大森駅 - 大井町駅 - 品川駅
  • <井03> 蒲田駅 - 池上駅 - 大田文化の森 - 大森駅 - 大井町駅(夜間のみ運行)
  • <井09> 池上駅 - 大田文化の森 - 大森駅 - 大井町駅
  • <森04> 池上駅 - 大田文化の森 - 大森駅(深夜バス
  • <森05> 大森操車所 - 大森駅 - 大田文化の森 - 池上駅 - 池上警察署 - 上池上 - 洗足池
    • <森05>洗足池行は駅構内に進入しないため池上通りに専用バス停がある。
  • <森06><森07> 大森駅 - 大田文化の森 - 池上駅 - 本門寺裏 - 上池上 - 夫婦坂 - 馬込駅 - 大森駅
    • 池上駅から見た時、森06が本門寺裏・上池上方面(外回り)、森07が大田文化の森・大森駅方面(内回り)。
  • <蒲15> 蒲田駅 - 池上駅 - 大田文化の森 - 馬込橋 - 荏原町駅入口(日中のみ運行)

駅名の由来[編集]

駅名は日蓮宗の本山である「池上本門寺」にちなんで付けられたもの。

「池上」は元の地名は「池亀」であった。かつてはこの一帯は湿地帯で池が多く、この池にが多く住んでいたことが由来であるが、その後今の「池上」に改められた。地名の由来は洗足池(千束池)が本門寺のふもとまであり、その周辺の村であったから、または蓮沼(池)の上部に位置する地域から「池上」と名付けられたとする地形説と、鎌倉時代の当地の領主・池上右衛門太夫宗仲の姓からつけられたとする姓氏説がある。

隣の駅[編集]

東京急行電鉄
池上線
千鳥町駅 (IK12) - 池上駅 (IK13) - 蓮沼駅 (IK14)

脚注[編集]

関連項目[編集]


外部リンク[編集]